Kotoba の first-party application
Kotoba で、AI agent の仕事を安全に運用する
cloud-itonami は、Kotoba で書いた業務手続きを組織が導入・統治する実行面です。事実と監査証跡は Kotobase に残し、AI 推論は Murakumo に委譲します。agent は提案できても、型付き capability と governor を通らずに世界を変えられません。
1つの製品、3つの基盤
4つを横並びの製品にはしません。cloud-itonami が顧客の触る運用面で、Kotoba・Kotobase・Murakumo はその下で明確な責務を持ちます。
Kotoba — safe execution
agent が何をしてよいかを、ambient authority のない言語で記述・実行します。
policy、capability、effect の正本。
Kotobase — durable state
業務の事実、artifact、監査証跡を content-addressed に永続化します。
storage と provenance の正本。
Murakumo — AI inference
モデル推論と計算を fleet 上で実行します。業務上の承認権限は持ちません。
compute plane。
cloud-itonami — governed operations
tenant、identity、workflow、human approval、governor、UI を1つの業務体験にします。
Kotoba の first-party application。
今どこまで来ているか
上に書いたのは目指していることです。実際の到達点は下のとおりで、産業と職種が先行し、政府機能(COFOG)はまだ実装がありません。
カタログに載っているのは 800 件(うち動くデモ 798 件)。deploy 時点の公開事業 blueprint は 21 件。自己登録を含む現在値は /api/open-business が正本です。カタログと手続きは /marketplace.json · /licenses.json · を deploy 時に読んで出しています(手書きではありません)。
なぜこの作りなのか
手続きそのものを実装する
『どんな業務にも使えます』ではありません。産業(ISIC)・職種(ISCO)・政府手続きの単位で、手続きが個別に実装されて公開されます。
各実装は独立した repo と動くデモを持ちます。一覧は /marketplace/。
攻撃に耐えるために、言語から設計した
実装は .kotoba で書きます。この言語のアプリ層には eval・動的ロード・reflection・ambient なネットワーク/ファイル/資格情報アクセスが存在しません。
保証は3つ: メモリ安全・effect の健全性・capability の封じ込め。外に出る操作は型付き capability として policy を通り、ambient な抜け道がありません。
LLM の出力を信用しない
AI agent は提案しかできません。schema 検証と governor が受理するまで、外に出る操作は1つも起きません。モデルに資格情報や無制限のクライアントを渡しません。
自動化を進めても、実際に世界を変える操作は必ず人か governor を通ります。
中央の承認が要らない
テナントは自分で作ります。CACAO / did:key の自己発行で、審査も共有トークンも介在しません。
誰かの許可待ちで止まる工程が構造として存在しません。
OSS で、fork できる
AGPL-3.0-or-later。実装もレジストリも公開されていて、気に入らなければ分岐して自分で運用できます。
政府手続きを扱う基盤が誰か1社に握られない、という設計です。
分からないことを『分からない』と持つ
手数料や様式のように改定されうる値は、データ自身が未検証フラグと確認方法を持ちます。
行政の値を確定値のように見せません(捏造ゼロ原則)。
どう動くか
業務のあらゆる出来事を、同じ4段の流れに載せます。承認は人が押しますが、何が起きたかは全部残ります。
- 1activity
受信・依頼・イベント。人からでも agent からでも同じ入口に入ります。
- 2decision
方針を選ぶ。選択肢と根拠が残ります。
- 3effect
外に出る操作(送信・請求・登録)。ここだけが世界を変えます。
- 4audit
追記のみの台帳。誰が何を通したかを後から辿れます。
誰のためか
自社の業務を1本の流れにしたい組織
営業から請求・法務までを別々の SaaS に散らさず、同じログの上で扱います。このサイト自体が、その運用をしている1テナントです。
自分の業種の実装を作る・運営する人
既存の実装を fork して運営できます。レジストリに載れば、需要側から発見されます。